愛そのもののひと


昨日、私の大切な仲間が涅槃に入りました。

すべてはひとつであり、すべては愛であること。

ご本人の揺るがない信念と共に、
その想い通りの美しい生き方をされた方でした。

もう一度お会いしたかったと、それがかなわぬ今になって
強くそう思います。

今、ここ、この刹那の二度とこない出会いに、
すべてをかけて悔いのない出会いをすること。

大切な今、今、今のひとつひとつを、愛そのものでつむいでいくこと。

愛そのもののひとは今、私に何を語りかけているのでしょうか。

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国会図書館にて


先日、用あって国立国会図書館に行ってきました。

かなりお久しぶりに訪ねましたが、憲政記念館の隣の
前庭など、やはりなんとも風格のあるたたずまいのところです。

国会図書館本館の著書受け渡しカウンターの上には、

「真理がわれらを自由にする」

という言葉が刻まれています。

少し離れたところに、ギリシャ語でも同じ意味のことが書かれているようです。


国立国会図書館の理念としては、

「真理がわれらを自由にするという確信に立って、憲法の誓約する
 日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命としてここに設立される」

ということだそうです。

私はもともと、

「真理があなたたちを自由にする」

という言葉で覚えていました。新約聖書のキリストの言葉だったと思います。

この言葉そのものを、イギリスの異色の研究者、
デーヴィッド・アイクがそのまま本のタイトルにして、

「…and the truth shall set you free」

という本を書いていて、それを読んで知ったのが最初のことでした。

「あなたたち」と「われら」の違いはありますが、
どちらにしろ素晴らしい言葉だと思います。

逆説的に言えば、真理にふれずにいることは本当の自由ではない、
という意味にとることができます。

仏教では、この状態の人の心をさして、「無明」といいます。
そして、真理によって本当の自由を手に入れたとき、
人は「無明」から解き放たれ、「悟り」に到達したとされます。


人類の知の宝庫、国立国会図書館に掲げられた、
学問探究が目指すべき、真の理(ことわり)。

国立国会図書館の理念のとおり、真理がもたらす本当の自由に
対する確信を持ちながら、改めてがんばろうと思ったひとときでした。

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胡蘭成と盧在洙、アジアの未来価値へ向けて


私の本にも書きましたが、私の人生にとって
私にとても大きな影響を与えた、二人の東洋人がいます。

一人は、観術の根本法則を発見され、この7年間、一緒に
観術の発展整理と会社の仕事、JAPAN MISSIONの志を共にしてきた韓国の盧在洙。

もう一人は、戦前の中国で汪兆銘政権の閣僚として政治の中枢にあり、
日本に政治亡命した後、30年間日本の使命を伝え続けられた胡蘭成。

胡蘭成氏はちょうど30年前の1981年にこの日本で70数年に及ぶ人生を終え、
日本ではもはや全く知られることもなく時代に忘れ去られてしまった故人です。

胡蘭成は、東洋精神の真髄の悟りの世界を土台として、
大自然の五大法則を独自に打ち立てました。

そして、本来の中国文明の礼楽の世の理想を持って、
全世界的な文明のさとりへの変革の道を説き続けた思想家です。

湯川秀樹や川端康成とも親交があったといわれる胡蘭成は、
伊勢神宮での講義を依頼されるほど日本文明の真価に肉薄し、
また、そこに希望と使命を見出していきました。

日本での長い在住生活の一時期、請われて台湾の大学で教鞭をとった
ことから、今現在でも台湾で彼の思想の命脈は受け継がれ、探究し続けられています。

そして、中国大陸においても、胡蘭成の後学として学び、
本来の中国の精神を発揚しようとする高士が多数いることを知らされました。

私にとっては、彼が説いた悟りの世界と東洋発の未来への変革の道を現実化するための
明確な答えと方法、方向性、そして使命感を共にできる確信をいただいたのが、
盧在洙との出会いでした。

今、私の人生の中で、この二人の想いが私の生きる道と再び重なり合ってきています。

そしてそれは、日本と中国と韓国の三国が、新たなるアジアの未来価値を
世界に問うための共通のグランドビジョンが芽生えはじめた意味でもあります。

生きているにせよ、生を終えているにせよ、
人の強く深い想いが人と人とを結びつけ、未来を織りなしていくことに、
なんとも言えない人生の不思議を感じている今日このごろです。

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